携帯電話、スマホをお使いのほとんどの方がNTTドコモ、au、ソフトバンクのいずれかと契約されていると思います。
また最近になってこの三社に割り込んできた第四の携帯会社が楽天モバイルです。
しかし、それら四大キャリア以外に格安SIMと呼ばれるケータイ会社があることもご存知だと思います。
格安SIMの中でも異色なのがワイモバイルとUQモバイルですね。
ここでは分類上ワイモバイルとUQモバイルを除く格安SIMをMVNOと呼ぶことにします。
ではそれぞれの特徴をザックリと紹介します。
ケータイ会社の特徴
NTTドコモ、au、ソフトバンクのザックリした特徴
大手三社のケーターサービスには従来型のサービスと2021年3月から開始した格安のahamo、LINEMO、povoの3ブランドがあります。
こちらの格安ブランドの説明は後にして従来型のサービスの特徴を述べます。
一言でいうと、通信速度は最高だが料金も最高です。
通信・通話料金 ☆☆☆
通話料金はケータイ各社30秒22円が標準となっており、その上でかけ放題、5分、10分の通話のかけ放題などのサービスがあり、利用者に適したサービスを選択することで安価に利用することができます。
通信速度 ★★★
大手三社の通信速度は最高に早いです。
端末 ★★☆
取り扱う端末の機種は充実しています。
iPhoneでいうと、大手三社なら全機種揃っていますし、android端末の取り扱いも多く、特に「おさいふケータイ」に対応したandroido端末も充実しています。
端末料金では、値引き額は電気通信事業法で最大20,000円と制限されていますので、それ以上は期待できません。
ただし、従来からある値引きの手段として、あるサービスに加入するとキャッシュバックがあり、そのサービスは明日にでも解約できる。と言ったものは現在でも継続されていますので、各社の営業的には端末の値引きのような取り扱いがされています。
店舗 ★★★
ケータイの契約や解約、諸々の相談窓口のための店舗は充実しています。
ただし、その多くは新規契約の獲得に重点を置いていますので、それ以外のときはなかなか親身になって相談は受け付けてくれません。
これらの代理店には、新規加入の契約や端末の売上に対して利益が発生します。
従って、代理店にとっては既存の顧客を大切にするメリットがありませんので、MNPで移動する顧客の獲得に躍起になるようになりました。
その背景には、ケータイ電話番号を変更しないでケータイ会社を移動できるMNPの制度やいわゆる解約金・違約金の制限を行うことで移動を容易に行える環境を政府主導で作ったことも影響しているかと思われます。
楽天モバイル………
特徴を述べるも何も、まだまだサービスを開始して基地局も充実していない状態なので評価するには時期尚早です。
一つ言えることは、以前のソフトバンクと同様にプラチナバンドを持っていないのでメインのケータイとして利用するのは躊躇します。
料金的にもahamo等の登場でお得感が薄れました。
お勧めするにも、責任持てませんので2021年4月に於いては検討対象外とします。
ワイモバイルとUQモバイルの特徴
ワイモバイルとUQモバイルはそれぞれソフトバンク、auの第二ブランドとしてTVコマーシャルにも頻繁に登場し利用者も着実に増えています。
大手三社の料金が高額なのに対し、ワイモバイルとUQモバイルは店舗で申し込みや相談ができる上に料金が安いことが人気の理由です。
通信・通話料金 ★★☆
格安SIMには届きませんが、料金は安いです。
通信量単価でいうとahamo等が安いですが、20GBなんて……3GBあれば事足りる。という方には適しています。
この二社の大きな違いは、一人でも安い(UQモバイル)か家族割で安い(ワイモバイル)かという点です。
ご家族で相談の上選択すれば良いかもです。
通話料金は他社、他ブランドと大きな差はありません。
60歳以上の方にはお値引きがあります!!!
ワイモバイル:「スーパーだれとでも定額(S)」の月額料(1,870円)が1,100円割引。
UQモバイル:「かけ放題(24時間いつでも)」の月額料(1,870円)が1,100円割引。
通信速度 ★★☆
大手三社には敵いませんが、ゲーマーやトレーダーでもない限り十分な速度があります。
MVNOではお昼休みの時間帯はすごーーーく速度は低下しますが、ワイモバイルとUQモバイルなら大丈夫です。
端末 ★☆☆
取り扱う端末の機種は少ないです。
iPhoneではSEと12mini、7、8の中古品くらい。android端末も少ないです。
端末料金で大きな声では言えないことが………、中古品に掘り出し物が見つかることもあるそうです。「中古」といいつつも「新品」だったり(^o^)。
iPhoneでは中古でもAppleCare+に加入することが可能なので安心です。
店舗 ★★★
ワイモバイルは多くのソフトバンクの代理店が取り扱っていますので店舗数は多いです。
対してUQモバイルの店舗数はあまり多くはありませんが、必要十分にはあると思います。
ahamo、LINEMO、povoの特徴
大手三社が提供する月間通信量が20GBで3,000円程度という格安なブランドです。
複雑なメニューはありません。オプションは無料通話くらいです。
店舗での取り扱いはしていなくてお申し込み等すべてネットで行うことになります。
通信・通話料金 ★★☆
毎月20GBが必要で速度も重視する方にはとてもお得でしょう。
通信速度 ★★★
メインブランドと同じ設備・回線を使用していますので最高に速いです。
端末 ☆☆☆
端末は取り扱わない会社が多い様です。
ただし、ahamoでは取り扱っていますが機種は非常に少ないです。
店舗 ☆☆☆
店舗はありません。契約、解約、問い合わせ等すべてホームページから行うことになります。
例えばLINEMOの契約のためにソフトバンクの営業所に行っても受け付けてくれません。
MVNOの特徴
OCNモバイルONE、iijmioやmineoなどMVNOのポジティブな特徴は安いことです。
反面ネガティブな特徴は遅いことです。
でも安いです。
通信・通話料金 ★★☆
5GB程度までなら格安ですが20GBとなると大手三社の第二ブランドと大きくは変わりません。
通信速度 ☆☆☆
遅いです。
5G対応の会社もありますがきっと遅いでしょうね。
日によっても異なりますが通勤時間帯(8時、18時前後)や昼の休憩時間(12時~13時)は特に速度が落ちます。
初めから低速な上に更に速度が落ちるとyoutubeなどの動画なんて見れたもんじゃないです。Instagramの画像一覧なんかも時間がかかります。
端末 ☆☆☆
大手三社ほどではありませんが各社それなりに取り扱っています。
店舗 ☆☆☆
店舗はありません。契約、解約、問い合わせ等すべてホームページから行うことになります。