全画面スマホ Xiaomi(シャミオ) Mi MIX 3

昨今発売されたiPhoneやEssential Phone PH-1のようなノッチのないスマホがチラホラ目にするようになってきました。
ノッチがない本体前面のほぼ全てがディスプレイというスマホを全画面スマホと言ったりします。

先日紹介したOPPO Find Xがノッチのない全画面スマホですが、これから全画面スマホが増えてきそうです。

そもそもノッチというのは「ディスプレイの面積を増やし全画面にしたいんだけどフロントカメラのレンズの部分ってどうしてもどこかに必要だよね」という苦肉の策だったように思えます。

ノッチのない全画面スマホでは、Find Xより前に中国のvivo(ヴィーヴォ)社からNEXというスマホが販売されていました。
ただしNEXは日本の技適を取得していないため、法的には日本で使用することはできません。
NEXはフロントカメラが必要な時だけ1cm角くらいのレンズが上部に現れます。

次いで本日(10月25日)中国で発表されたのはXiaomi(シャミオ)社のMi MIX 3です。



こちらはディスプレイ部分を上にスライドすると本体下部にフロントカメラが現れる仕組みになってます。


そして10月31日にはHUAWEI Honor Magic 2の発表が控えています。

世界のスマホのシェア

そもそもOPPOやvivo、Xiaomiってご存知ですか?

では、最新(2018年第二四半期)の世界のスマホのシェアをお知らせします。
1位 Samsung
2位 HUAWEI
3位 Apple
4位 Xiaomi(シャミオ)
5位 OPPO
で多分6位にvivoが入ってくると思います。

因みに日本でのシェアはというと
1位 Apple
2位 富士通
3位 HUAWEI
4位 ソニーモバイル
です。

悲しい事ではありますが、富士通やソニーモバイルといった日本製スマホは世界でのシェアはかなり低いです。
日本では三大キャリアが頑張ってくれているので何とかベスト4に2社が入ってます。

日本ではAppleが一位です。
だからAppleにとっては日本のユーザーはとても大切なので、iPhone以降では日本独自規格であるFelicaに対応しているのです。

Sumsungのスマホが突然発火する事故が相次いだことは世界的には過去の出来事になったのですかね。
あの時はSumsungのスマホは世界中からソップ向かれたものでしたけどね。
あれ?先月も何かあったっけ?

Xiaomi、OPPO、vivo

Xiaomi、OPPO、vivoは日本ではまだまだ聞き慣れないメーカーですが、世界のシェから言って決して変なものを製造販売している会社でないとは思います。
世界シェアと言っても中国製品ですから中国国内は当然として、インド、アフリカ各国でのシェアが大きいんですけどね。
だから、Appleや日本のメーカーと比較すると、これらのスマホを格安SIMやamazonで買うにはサポート体制に不安が残ります。

更に格安SIM各社のスマホ本体に対するサポートは期待しないほうが良いでしょう。
ではメーカーのサポート体制はというと、HUAWEIであっても日本国内のサービスセンターは東京2店舗と大阪1店舗のみです。その他には修理工房というのが全国に7箇所あります。
他のメーカーは日本にサポートセンターなんてありません。

故障した時は修理センターに宅配便で送るしかありません。
その修理センタが日本にあればいいのですが、日本にないメーカーもあります。日本語が通じない場合もあります。

まさにEssential Phoneがいい例です。

海外スマホメーカーは日本で販売するなら、日本に日本語の通じるサービスセンターを設置して欲しいものです。
メーカーからするともっと売れれば設置するよって言うでしょうけど。
それ以前に顧客に直接販売する格安SIM各社がしっかりして欲しいものです。

でもiPhone以外のスマホを利用する格安SIMの利用者が増えているのも事実です。

Xiaomi Mi MIX 3




Xiaomi Mi MIX 3の特徴はなんと言ってもディスプレイの占有率が93.4%という大画面であることでしょう。
次いで5G対応ですね。キャリアが対応するのは2019年になりますが一足先に5Gでの通信機能は搭載しました。
中国での価格も発表されました。
メモリ6GB+ストレージ128GBモデルが3,299人民元(約54,000円)、8GB+128GBモデルが3,599人民元(約59,000円)、8GB+256GBモデルが3,999人民元(約65,000円)です。

これは安いですね。というのは早合点ですね。仕様を見ましょう。

Xiaomi Mi MIX 3の仕様

SoCはSnapdragon 845。
バッテリは3,200mAh。
IEEE 802.11ac対応無線LAN。
Bluetooth、NFCを搭載。
本体サイズは74.69×157.89×8.46mmで重量は218g。

ディスプレイは6.39インチの2,340×1,080ドットの高精細有機ELを採用しています。

面白いのがカメラです。
メインカメラはなんと旧モデルであるMi MIX 2SやMi 8と同じモジュールで、1,200万画素f/1.8 (IMX363センサー) + 望遠:1,200万画素f/2.4 のデュアルレンズカメラになっています。
旧モデルからのレンズユニットを利用してソフトウェアをメッチャチューニングしたようです。
フロントカメラは2,400万画素 + 200万画素のダブルレンズでボケのあるセルフィーも可能です。

高速な充電環境が揃っています。
QC 4.0+充電をサポートしてますが、10Wの無線充電器を全ラインナップにバンドルしていますのでお好きな方で。

でも、重くないかい!?


そこまで全画面って必要なの?

確かに全画面スマホって理想ではあります。

しかし、そのためにフロントカメラのレンズの出現に関わるギミックの開発費が馬鹿にできないのではないでしょうか。
例えばFind Xのギミックな機構は当然OPPO社が特許を取得しているでしょう。
特許料を支払いたくない他社は別の仕組みを考えます。
この費用って決して安くはないでしょう。

全画面とトレードオフになって省かれる機能もあります。
イヤホンジャックがどんどんなくなりつつあります。
MicroSDスロットも搭載しないスマホも増えてきています。

だから全国のオヤジがボヤきます。
「フロントカメラってどうでもいいんですけど!」



フロントカメラをよく使う人って女性ではないでしょうか。
最近ではフロントカメラの画素数が大きくなったり、ダブルレンズになったりと開発費用の増大や製品価格の押し上げにもなっていますが、全国のオヤジにはほぼ不要な機能なのです。でも、フロントカメラは必ずと言っていいほど搭載されています。

その女性ですが、日本では男性より女性の方がiPhone比率が高いように思えます。
かなり乱暴ですが、日本に限って言えば、一層の事androidのスマホはフロントカメラを非搭載にしちゃえばいいと思っちゃいます。

何はともあれ、全画面スマホはカッコいいですし、ギミックも面白いので今後の主流になっていくでしょう。
でも、広いディスプレイがお望みなら来年までお待ち下さい。折りたたみ式のスマホが販売されますから。

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